君とピクニック


ホロン「このバナナはおやつに入るのですか」
ソウタ「?」
ホロン「私は食べませんので」
ソウタ「(…ああ、オイルだけだもんな)俺はスタミナ補給に途中で食べるよ、リュックに入れといて」
ホロン「バナナはエネルギー補給が有効に行える、消化のいい理想的なフルーツだと聞いています」
ソウタ「ああ、そして皮に包まれているが手で容易に剥いて摂取することができる。
    持ち歩きしやすいから登山やレジャーにはもってこいなんだ」
ホロン「それでこれはおやつなのですか」
ソウタ「…ホロン、その論争は100年前から行われていて、未だに結論が出ていない」
ホロン「きのこ派とたけのこ派の骨肉の争いと同じでしょうか」
ソウタ「そこまで血を洗う凄惨なものにはなっていないけどな。さ、荷づくりが終わった」
ホロン「お疲れ様です。ではこれをどうぞ(ばさ)」
ソウタ「(ごそごそ)…バスタオル?ハンドタオルに歯ブラシ…??」
ホロン「ベッドの用意も出来ています」
ソウタ「え」
ホロン「泊って行かれるのでしょう?ミナモさんから聞いています」
ソウタ「えええええ??(なんでだミナモーーーー!!!!)だだってハルさんが」
ホロン「今日は久島さまの実験で、約36時間の予定で電理研に行っておられます」
ソウタ「…(だらだらだら)」
ホロン「…」
ソウタ「えっと、あの…」
ホロン「(ぼそっ)…入るのですか」
ソウタ「え」
ホロン「…ソウタ様に、バナn」
ソウタ「あーあー、あーあーあっ!きょ今日は荷づくりに付き合ってくれてありがとう!!!
    明日は楽しいピクニックだ!!!ちゃんと寝ておくんだな!!じゃ!!!!(ばたばたばた)」
ホロン「…おやすみなさいませ」



コツ・・・コツ・・・カタン。
ホロン「楽しみ…(すりすり←天然オイル(お弁当)に頬ずり)」






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